2025.5 XC90、デザイン刷新とプラグインハイブリッドで再挑戦

2025年5月に登場したボルボXC90を詳細に検証します。外観のリフレッシュ、内装の職人技、実用的な3列目の空間、受賞歴のある安全性能、インフォテインメントのアップグレード、パワートレインの選択肢を網羅しつつ、プレミアムSUV市場で家族やドライバーにとってどれほど重要かを考察します。

車レビュー
2026年02月15日

目次

デザインとインテリアの職人技

2016年に初登場したボルボの第2世代XC90が、2025.5モデル年度向けにミッドサイクルリフレッシュを実施しました。外観はスカンジナビアらしい洗練されたデザインを保ちつつ、グリルやフェイシャ、ヘッドライトを微調整し、9インチのインフォテインメントディスプレイを11.2インチに拡張しました。内装は木目調のトリムとテクスチャの多様性をそのままに、Ultraトリムに採用されていたナッパレザーを置き換えるヒレボーン模様のテキスタイルシートを導入。汚れに強く、リサイクルポリエステル製です。BNOオーディオシステムは金属製スピーカーベルトを装備し、車内に「上品」な雰囲気を演出。全体として、皮肉よりも「文字通り」のデザインが感じられます。

こんなにスカンジナビア風のデザインを見てください。―レビューア

実用性と空間

XC90の3列目シートは「かなり狭い」と評され、ヘッドレインに頭が押し付けられるような頭部空間と、膝の余裕が限られています。2列目のシートはスライドとリクライニングが可能で、外側の座席を前に移動させることで3列目へのアクセスが楽になります。しかし、シートを動かすにはかなりの力が必要で、レビューでは「2列目のシートを動かして3列目に乗り込むのは非常に難しい」と指摘されています。中間の2列目に備え付けられたブースタシートは、ファミリーにとって便利で、別途ブースターを用意する必要がありません。

収納面では、追加収納付きカップホルダー、ドアに設置されたボトルホルダー、センターコンソールにあるワイヤレス充電器などが用意されています。車両には浅い充電ポートと2つのUSB‑Cポートがあり、追加の電源供給が可能です。荷室は広々としており、後部の10.6立方フィートのスペースと、プラグインハイブリッドの充電機器に特に便利なフロア下収納が備わっています。

安全性能とドライバーアシスト

安全性は高く評価されており、XC90はNHTSAから総合5つ星、IIHSからTop Safety Pick+を受賞しています。車両には標準装備として、アクティブドライバーアシスト機能と7つのエアバッグが搭載されています。死角警報も装備されており、ベースモデルを除く全てのグレードで利用できる360度カメラシステムは複数の視点を提供します。ただし、レビューではカメラ映像が「すぐに」消えてしまい、表示を維持するにはタップが必要だと指摘されています。

外観と塗装

ボルボは追加料金なしで多彩な塗装色を提供しています。レビューでは、銀色に見えるが特定の角度でピンクに変わるという独特の色合いが紹介され、外観に微妙な光の遊びを添えています。

性能とパワートレインの選択肢

ベースモデルのV6エンジンは0〜60mph(約100km/h)を約7.3秒で達成します。電気スーパーチャージャーを追加したB6バージョンでは、ほぼ1秒短縮されます。最もパワフルなT8プラグインハイブリッドは、0〜60mphを約5秒で加速し、32マイル(約51km)の電動走行距離を実現します。すべてのパワートレインは8速オートマチックと全輪駆動と組み合わせられ、XC90は最大5,000ポンド(約2,268kg)の牽引力を持ちます。

プラグインハイブリッドの二段階加速—電気モードでの引き上げとガソリンモードでの推進—は「超スピード感」を提供しますが、レビューではガソリンエンジンが高速時に「不格好」に感じられると指摘されています。車両のドライブモードはハイブリッド、パワー、オフロードがあり、オフロードモードでは坂下制御が可能です。ハンドリングは「ソフト」モードで安定し、「ファーム」モードでより応答性が高まりますが、レビューではモード間での差は「ほとんどない」と述べられています。

インフォテインメントと接続機能

更新されたインフォテインメントシステムは、11.2インチのメインディスプレイ、12.3インチのデジタル計器クラスター、そして内蔵のGoogle Maps、Play、Storeを備えています。HVACコントロールは画面に統合され、物理的な音量ノブは触覚フィードバックのために残されています。インターフェースは、特に視覚に配慮したユーザーから、明瞭さと論理的なレイアウトが高く評価されています。

追加機能と実用性

XC90はbase coreを除くすべてのグレードに360度カメラシステムを装備し、駐車や低速走行時の視界を広げます。車内には音量調整用の物理的なノブが残っており、操作性を保っています。さらに、インテリアは「fuzzy bunny」アームレストテストで3点を取得し、硬さと快適さのバランスが取れています。牽引定格は5,000 poundsで、追加で500ドルでcaptain's chairs付きの6人乗りバージョンも用意されており、家族構成に合わせた柔軟性が確保されています。

総合評価

10年以上経過したにもかかわらず、XC90は時折3列目のシートが必要なファミリーや、ボリューボルボの安全性、北欧デザイン、内蔵ブースタシートといった実用的な機能を重視する人々にとって、依然として魅力的です。特にプラグインハイブリッドモデルの走行性能は競争力があり、最新のインフォテインメントや外観デザインの刷新により、車両は新鮮さを保っています。安全性・快適性・控えめな贅沢を求める購入者にとって、2025.5 XC90はプレミアムSUV市場で引き続き魅力的な選択肢となっています。

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